【界面科学シリーズ】第18回 摩擦摩耗試験での重要な条件①接触子の世界

💡 今回のハイライト
- 摩擦摩耗試験で使う接触子の違いや役割を知りたい
- どんな接触子があるのか一覧で見てみたい
- 自分のサンプルに合う接触子をイメージしたい
こんにちは! 受託測定課 です!
前回は摩擦摩耗試験の基本についてお話してきました。
今回は、その摩擦摩耗試験での条件において非常に重要な「接触子」について紹介します。
接触子とは何か、当社の装置にはどんな接触子があるかなど一緒に見ていきましょう!
<接触子ってなに?>
摩擦摩耗試験における接触子とは、試料表面に接触して摩擦や摩耗を発生させる部品です。
実際の現場では「点」で接触する場合もあれば、「線」や「面」で接触する場合もありますよね?
接触子の形状が異なると、同じ荷重であっても接触面積や接触圧力が変化するため、
摩擦係数や摩耗挙動に違いが現れることがあります。
そのため、試験では評価対象や使用環境に応じて適切な接触子を選択することが重要です!
<当社の装置で対応可能な接触子の紹介>
前回紹介した当社の自動摩擦摩耗解析装置 TSfシリーズでは、大きく分けて4種類の接触子の選択肢があります!
1つ1つの特徴を簡単に表でまとめてみました。※画像はあくまでイメージです
| 接触子名 | イメージ画像 | 特徴・評価例 |
| 点接触子 | ![]() |
一点に集中した高圧状態で摩擦や摩耗の評価ができる。 (評価例)塗膜・コーティングの耐久性評価 |
| 線接触子(左) R接触子(右) |
![]() |
線圧をかけた状態で摩擦や摩耗の評価ができる。 R接触子は両面テープで接触子に試料を固定できる。 (評価例)ローラーや搬送部品の評価 |
| 面接触子 | ![]() |
両面テープで試料を固定でき、実環境に近い状態で評価できる。 (評価例)フィルムやシート材の評価、試料同士の相性評価 |
この表以外にも、より硬度が高い点接触子である「サファイア接触子」、
ASTM D1894で規定された寸法になっている面接触子「ASTM接触子」などもあります。
一番気になる接触子はどれですか?お気に入り見つけてみてください!
<接触子の材質選定の重要性>
接触子を選ぶ際には、形状だけでなく材質も重要です。
実際の使用環境では金属、樹脂、ゴムなどさまざまな材料同士が接触するかと思います。
そのため、評価目的によっては実際の使用環境に近い条件で試験を行うことがあります。
相性評価したい試験片をR接触子や面接触子に貼り付けて評価することになります!奥が深いですね!








