ゼータ電位計 | 研究開発を支援する界面科学測器の専門メーカー：協和界面科学株式会社

印刷や塗装、機能性材料の量産手段としてのウェットプロセスコーティングにおいて、良好な塗布状態や高品質の塗膜を得るには、インクやスラリーなどのコロイド粒子の分散安定性の制御が重要な課題となります。
ゼータ電位はコロイド粒子の分散・凝集・沈降安定性の指標とされており、上記以外では水質管理や生体現象の研究など幅広い分野において、また粒子表面の特性評価などにも活用されております。
一方、ゼータ電位はコロイド粒子の特性としては一般的ですが、界面動電現象としては固体 / 液体界面においても表面の電荷や吸着挙動を解析するための有効な情報として活用されています。
協和界面科学では、2015年春より高濃度粒度分布ゼータ電位計 AcoustoSizerⅡx の取り扱いを開始いたします。この装置は最大40Vol%度のサンプルを希釈せずそのままの状態で粒度分布・ゼータ電位を測定することができます。コロイド粒子用ゼータ電位測定用途向けに、液体試料を希釈せずに原液のまま測定できる「電気音響法高濃度ゼータ電位計 ZetaProbe」とコロイド粒子を観察できる「ゼータ電位計 ZC-3000」の2機種と併せましてご案内させていただきます。また固体試料用ゼータ電位測定用途向けには「固体サンプル用ゼータ電位計 SurPASS3」がございます。