社員インタビュー:技術部 開発課 Aさん
かっこいいけど、何をしている会社か分からない…。初めて出会った未知なる「界面科学」に惹かれて、僕は扉を開いた。
シリア出身。日本の大学院で情報システム(AI・機械学習)を専攻。就職活動中の合同説明会で協和界面科学と出会う。2024年10月入社(秋採用)。現在は開発課にて、主力製品の新機能追加や、次世代ポータブル装置の完全ワイヤレス化プロジェクトに挑む。

💡技術部 開発課 Aさん /2024年入社 のハイライト
きっかけは「一目惚れ」と「好奇心」。
── Aさんは大学院でAIや機械学習を学ばれていたそうですね。選択肢は多かったと思いますが、なぜ「界面科学」というニッチな分野のメーカーを選んだのですか?
Aさん:本当に偶然の出会いでした。 外国人留学生向けのオンライン合同企業説明会に参加した時、たまたま協和界面科学の配信ルームに入室したんです。でも正直に言うと、一通り説明を聞いたにもかかわらず「この会社が何をしているのか、さっぱり分からなかった」んです(笑)。
── ええっ、分からなかったんですか?(笑)
Aさん:はい。「カイメンカガク」という言葉は初めて聞きましたし、測定器を作っているという話も難しそうでした。
でも、スライドに出てきた一枚の写真に目が釘付けになったんです。針の先から液体がポチョンと落ちて、黒い背景に雫が浮かんでいる写真(接触角測定の画像)です。
それを見て、直感的に「なんか、かっこいい!」と思ったんです。「何をしているか分からない。だからこそ知りたい!」と、疑問と好奇心が溢れてきて、その場で会社見学を申し込みました。
「この人の下で働きたい」。インターンで知った現場の温かさ。
── 勢いで飛び込んだわけですね。実際に会社に来てみて、どうでしたか?
Aさん:会社見学で装置の実物を見せてもらい、さらに興味が湧きました。そこで「応募したい」と伝えたところ、「まずはインターンシップに参加してみてはどう?」と提案をいただいたんです。
実は、その3日間のインターンで僕の指導担当になってくれた方に強く惹かれたことが、最終的な入社の決め手になりました。
── どんな指導だったんですか?
Aさん:普通、短期インターンだと1時間毎に「これをやって」と簡単なタスクを与えられるだけですよね。でもその方は、1日では終わらないような壮大な課題をポンと任せてくれたんです。
そして、手取り足取り教えるのではなく、遠くからじっと見守ってくれる。僕が困って質問しに行くと、作業の手を止めて的確なヒントをくれるんです。
「あ、この人は僕を信頼して任せてくれている。そして、僕がどこで躓いているかも全部お見通しなんだ」と感じて……。「入社してから、こんな人が僕の上司になるなら最高だな」と、心から思えたんです。
── 職場環境についてもお聞きしたいです。外国籍の社員として、壁を感じることはありませんでしたか?
Aさん:僕はあまり社交的なタイプではないんですが、ここは誰にでも相談しやすい空気がありそうだなと期待していました。実際に入社してみたら、その期待以上でしたね。
朝やお昼休みには、有志が集まって玄関前で「筋トレ部」の活動をしていたり(笑)。国籍や専攻に関係なく、同期との繋がりや部活動など、とても温かみのある人間関係が当社の特長だと思います。
昼休み、玄関前で活動する「筋トレ部」の一コマ
「専攻違い」はハンデじゃない。僕だけの武器になる。
── とはいえ、大学院での専攻は「情報系」。会社のメインである「化学・機械系」とは畑違いですよね。不安はありませんでしたか?
Aさん:界面科学の知識はゼロでしたから、入社を決めた時も、そして今も勉強の毎日です。
でも、不安より「ワクワク」の方が大きかったですね。大学院ではAIなどを専攻していましたが、学部時代には電子系や組み込み系のプログラミングを学んでいました。その過程で、自分は「モノを作る」ことが何より好きなんだと気づいたんです。
界面科学という未知の分野でも、つくるものは「測定装置」。電子制御やプログラミングのスキルは活かせます。自分の学んできたこと、好きなことを活かした仕事が、この会社なら実現できると思いました。
── 実際、そのスキルが現場で活きたエピソードがあるとか?
Aさん:はい。入社して半年ほど経った頃(2025年5月)、お客様からの特別注文に対応する案件があったのですが、そこで僕が開発していた試作プログラムが活きたんです。
元々は練習用に「測定データをパソコンに自動転送できたら便利だな」と思って試行錯誤して作っていた機能だったのですが、偶然にもお客様から同様の要望があり、僕の開発していた機能が製品の一部として採用されることになりました。
自分の得意なプログラミングのスキルで、会社やお客様の役に立てたことが本当に嬉しかったですね。入社間もない新人に、そこまで自由に開発させてくれる環境には感謝しています。
製品の実機を使ってプログラムを検証中
ワイヤレス化への挑戦。そして、国籍を超えた「居場所」。
── 現在はどんなプロジェクトを?
Aさん:先ほどのデータ転送機能の開発が評価され、現在はポータブル接触角計(PCA)というハンディタイプの装置を、「完全ワイヤレス化」するプロジェクトを任されています。
どこでも自由に持ち運んで、ケーブルなしでスマホやPCにデータを飛ばせるようにする。技術的なハードルは高いですが、「1年以内に実現させる!」という目標を持って、毎日ドキドキしながら開発しています。
── 今後はどんなエンジニアを目指していますか?
Aさん:今のところ、自分には開発が一番合っていると感じています。ゆくゆくは、装置の組み込みだけでなく、PC側のアプリケーション開発など、ソフト面の領域にも挑戦の幅を広げていきたいですね。
今はまだ自分のスキルを高めることで精一杯ですが、いつかは僕自身が、かつての指導担当の方のように、「人を育て、信頼して任せられる」そんな立場まで成長できたらと考えています。




