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固体サンプル用ゼータ電位計 SurPASS3

平板、繊維状物質、φ25μm以上の大径粒子などの
固体の表面のゼータ電位を測定可能

SurPASS
  • ポリマーフィルムや、金属、セラミックス、ガラスなど平板状のゼータ電位が測定できます。
  • 毛髪やフィルター素材などの繊維状物質やφ25μm以上の粒子のゼータ電位が測定できます。
  • 標準附属の滴定装置を用い、等電点測定やその他添加剤濃度依存性を全自動で測定することが可能です。
  • 固体表面における界面活性剤等の吸着・脱離挙動の評価が可能です。
  • 親しみやすいデザインと画像を豊富に使ったメニュー選択方式で操作方法も分かり易く、非常に使い易いソフトウェアです。

界面コロイドの分野においてゼータ電位は、微粒子分散安定性の指標として広く知られています。SurPASS3では流動電位(流動電流)法の採用により、平板や繊維状物質、大粒径粒子等の固体表面のゼータ電位測定が可能です。
固体表面の特性評価においては接触角によるぬれ性評価の他、ゼータ電位の測定を加えることで、より詳細な表面の情報を得ることが可能です。

機能

(黒字:標準装備 青字:オプションにて対応可 黄緑:対応不可)

操作区分

希薄コロイド用 濃厚コロイド用 固体用    

用途区分

コロイド液体 裁断可能板状材料 繊維 粉体 >25μm  

拡張性

ゼータ電位 粒度分布 等電点 滴定ユニット 液体試料撹拌
温度制御 吸着アプリケーション      

ソフトウェア

標準搭載 測定方法

測定方法 簡易説明
流動電位法(流動電流法) 希釈された電解液が固体サンプルを含んだ測定セルを通過して循環することで、サンプルの両端で圧力差を起こし、電気二重層での電荷の流れが流動電位をもたらします。この流動電位、あるいは流動電流を、サンプル両端の電極で検出することで、ゼータ電位を算出します。

流動電位法によるゼータ電位の測定原理

流動電位法によるゼータ電位の測定原理

電解液に圧力をかけて流すことで試料表面に電気二重層が形成されます。
これにより電解液の出入り口で電位差が生じることから、これを利用して試料表面のゼータ電位を計測します。

SurPASS3の測定シーケンス

SurPASSの測定シーケンスSurPASSの測定シーケンス

主要なオプション

オプション名 簡易説明
クランプセル 所定の面積以上の平面があれば測定が可能です。
可変ギャップセル 小さな平板状試料や、ポーラスな試料、表面にうねりがある試料の測定が可能です。
シリンダーセル 繊維状、粒状サンプルの固体表面の測定。不定形のサンプルの測定のためのセルです。
吸着アプリケーションアップグレードキット一式 小さな平板状試料や、ポーラスな試料、表面にうねりがある試料の測定が可能です。

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