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当社従業員が指導・協力している埼玉県三郷工業技術高等学校 情報電子科の学生が県内の競技大会で優勝しました

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当社従業員が指導・協力している埼玉県三郷工業技術高等学校 情報電子科の学生が県内の競技大会で優勝しました
取材者情報

三郷工業技術高等高校 情報電子科 科長 鎌田 智美 先生
三郷工業技術高等高校 情報電子科 3年 塚本 晄星 さん
協和界面科学株式会社 技術部開発課 課長 千葉 正昭


当社では地域のボランティア活動の一環として、三郷工業技術高等学校 情報電子科の先生方と一緒に競技大会の指導などを行っております。今回「ものづくりコンテスト(電子回路部門)※」という競技大会の埼玉県大会で優勝することができたので取り組みなどをインタビューしました。

             

協和界面科学 千葉
協和界面科学と三郷工業技術高校のつきあいのきっかけから紹介頂ければと思います。

三郷工業技術高校 鎌田先生
千葉さんに授業を行って頂いたところからです。三郷工業技術高校の情報電子科ではCG・通信・制御の3分野で実習を行っていますが、CGを志す生徒には制御実習の授業は難しいようで人気がなく困っていました。
そこでまずは生徒が楽しんでもらえるような制御実習にしようと思い授業の見直しを検討しました。その中で厚生労働省ものづくりマイスター制度を知り管轄している埼玉県職業能力開発協会に相談しました。協会から千葉さんを紹介されて授業を行って頂いたのがきっかけです。
制御実習の授業で使用している教材は競技大会で使用するもので、それならば競技大会も指導してもらおうと千葉さんが授業でお越し頂くたびに何度も相談してようやく引き受けて頂きました。
余談ですが、千葉さんの制御実習の授業は生徒から非常に好評で、アンケートの結果ではクラス30名中20名以上が制御実習を希望することになり、授業の効果にとても驚いています。例年は2名~3名くらいです。 

協和界面科学 千葉
ありがとうございます。三郷工業技術高校の生徒はものづくりに熱中する子がとても多いですね。本人達が楽しいと感じれば休み時間も回路を作り続けたり、プログラムをいじったり。教えていてとても楽しかったです。
競技大会の指導の話ですが、私自身どのような大会か分かっておらず、先生方が期待するような指導は難しいと思って断っていました。ただ初めて塚本さんとお会いして、一緒にやってくれる人が欲しいというような話をしていたので、指導ではなくて一緒にやろうと思い引き受けた次第です。
塚本さんの印象としては、指導する前からはんだ付けも非常にきれいでプログラム作成の技能を見ても時短に繋がるようなコードの書き方をされていて優秀な方だなと思いました。あまり工業高校のことを良くわかっていなかったのですが技能レベルの高さに驚きました。特に私から詳しく指導するというより本人が分からない点を聞いてもらってヒントを教えるような形での指導を心がけたと思います。 

協和界面科学 千葉
塚本さんが競技大会を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

三郷工業技術高校 塚本さん
もともと鎌田先生から授業で使うマイコンボードや入力基板のはんだ付けを頼まれて作製していました。生徒の数を作製するので10枚、20枚とつくるのですが、この作製している基板は競技大会でも使用するものだったようで、先生から「大会出てみない?」と声をかけられたのがきっかけです。
千葉さんに初めてお越し頂いたのは大会用の回路基板が思うように動かず、原因がプログラムなのか回路なのか分からなかった時でした。お越し頂き色々調べてくれてすぐに解決しました。その後もメールで相談したらすぐにサンプルプログラムを送ってくれたりして頂きました。こうやって応援してもらえると励みになります。

取材写真3.jpg
協和界面科学 千葉 

今年は埼玉県大会優勝、関東大会4位という成績でした。今年はマイコンボードを変更して競技大会に臨みましたがいかがでしたか? 

 三郷工業技術高校 塚本さん
まずは鎌田先生、千葉さんのご指導のおかげで今年は優勝することができました。ありがとうございます。去年まで使用していたマイコンボードから変更するときは正直不安でした。今までのマイコンボードは授業で使用していたのですが、新しいものは一度も触ったことが無かったからです。鎌田先生がブレッドボード等をつかって練習用の回路を作ってくださり、千葉さんには競技大会用にオリジナルマイコンボードを作製して頂きました。またサンプルプログラムや資料も準備して頂きました。新しいものに慣れてからは従来のマイコンボードより早くプログラムが組めるようになり、結果、優勝することができました。関東大会は4位という成績でしたが2位との差はわずかだったようで正直悔しかったです。

取材写真4.jpg(左)去年のマイコンボード (右)今年のマイコンボード(協和界面科学製)

協和界面科学 千葉
先生方からの期待も大きかったと思いますが、まずは埼玉県大会を無事優勝できてよかったですね。
競技大会の感想や今後の進路などあればお願いします。 

三郷工業技術高校 塚本さん
競技大会には2年生、3年生と2年間出場させて頂きました。とても楽しかったです。
千葉さんには、物事を取り組むきっかけを頂き感謝しています。ありがとうございます。
今後は大学に進学してプログラムなどを勉強していきたいと思います。

協和界面科学 千葉
塚本さんには大学卒業後はぜひ当社に就職して頂ければと思います。
本日は貴重なお時間頂きありがとうございました。
 

※ものづくりコンテスト(電子回路部門)の内容
・当日渡される回路図を元に入力基板を作製し、はんだ付けの出来栄えなどを審査する。
・当日渡されるプログラム仕様書を元に、マイコンボードを使いプログラム作成する。
何問解けて動作したか、またプログラムのコードの見やすさなどを審査する。

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