【販売終了品】防曇性評価装置 AFA-1
透過材料の防曇性を定量的、客観的に評価

- ガラスやレンズの曇り度合いを「遠くの景色がはっきり見えるかどうか」という観点から定量的、客観的に評価するための装置です。
- ガラス越しに見た景色の明瞭性という観点からの防曇性を「防曇性評価指数」で現すことで、定量的に評価することができます。
- 試料表面に飽和水蒸気を吹き付けて曇らせる機能を標準装備しています。
- 飽和水蒸気を吹き付ける前後の透過光の強度を経時的に追跡することができます。
- 接触角の測定では差が出ない微妙な範囲や、接触角と相関していない現象も評価できます。
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測定原理
ガラスのような透過性材料にレーザーのようなスポット光を照射すると、この光はほぼスポット状態のまま材料を透過します。しかし材料表面が曇っていると、照射された光は材料表面で屈折、散乱されるため、透過した光は拡散した状態になります。
この透過散乱光の強度を、フォトダイオードアレイ(複数の受光素子が一列に配置されたもの)で計測、定量化します。
まず、曇りのない状態で、透過性試料に対してレーザー光を照射し、透過光の強度を受光素子で計測します。
次に、透過性試料の表面に飽和水蒸気を吹き付け、材料表面を曇らせます。この状態で光を照射、透過した散乱光の強度を計測します。
フォトダイオード・アレイは、一端が光軸中心に位置し、残りの素子が光軸と直交する方向に配列するように配置されているので、散乱光の強度分布を計測することができます。