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  4. コーティング表面の解析手法 カテーテルのコーティング評価

コーティング表面の解析手法
カテーテルのコーティング評価

ポイント

カテーテルのような中空材ソフトマターのコーティング面を再現よく測定することが可能

1.はじめに

人生100年時代がスタートした昨今。その背景には医療機器の発展が貢献している。その中でも「カテーテル」は様々な用途、場面を支える重要な要素となっている。特に時間との勝負の手術現場においては、カテーテルの「使用感」は、手術時間の短縮や使用者である医師のモチベーションに関わる重要なファクタとなる。今回は使用感を決める一つの要素である摩擦係数という物性を用いて、数値化した。

2.解決すべき問題

今までカテーテルの表面コーティング評価では、「触感評価」が主であった。それは、触感は違いが認められても、既存の摩擦計ではその違いを数値化できないためであった。今回、触感評価で明確な違いが認められる「SP2」と「SP3」の数値化を試みた。※触感評価では、SP3の方がよく滑る結果が分かっている。

3.測定条件・結果

  • 測定条件は以下のとおり。
    接触子:R接触子(SUS材)。速度:20mm/s。測定距離:20mm。測定荷重:10g
    カテーテルサンプル: コーティングが異なるSP2、SP3の計2種類で、3式づつ。また、カテーテルが浸漬するように、蒸留水200μLを滴下。
測定条件・結果

グラフ1: SP2の測定波形の一例

SP2の測定波形の一例

グラフ2: SP3の測定波形の一例

グラフ2: SP3の測定波形の一例
各サンプルの12回平均動摩擦係数について

※誤差棒は標準偏差。※総合とは3式の平均値のこと。

  • 測定の結果、SP3は「摩擦係数のムラ」および「個体差」ともに摩擦係数の違いがSP2よりも小さいことがわかった。
  • 触感の違いは、うねりやムラといった動摩擦係数の違いが由来していると推察できる。
  • また、測定結果から測定サンプルの「ばらつき」も評価できると考えられる。

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